こちらの記事は数週間前に書いてそのまま下書きに保存したままになっていましたー。いかん!!忘れてたーっつーことでアップしましたー♪


今週半ばにCruに一緒に行ったAlain氏と共に、Per Seに行ってきました!

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レストランに到着しAlain氏が名前を名乗ると、対応した女性が
「お待ちしておりました。Chef Alain。本日食事をしていただけることを心より光栄に感じております」
と深々とお辞儀をしてきましたー。私は全然関係ないのに、なんだか恐縮。。

予約の時間より少し早めについたので、ダイニングルームの手前にあるウエイティングラウンジにて座って待つことに。。。。

そこで、ソムリエが登場し、オーダーをしていないのにLaurent Perrier1996年のシャンペンボトルを持ってやってきて、
「レストランからのサービスです。Alain氏に来ていただけて光栄でございます」とボトル1本サービス♪

ここで殆どボトル1本あけて待つこと15分(飲むの早すぎ)。
ダイニングルームに案内されたのですが、全てテーブルなのに私たちの席だけソファ。。これってVIP席??

すぐに店の人が何人もやってきて、それぞれの人から挨拶をされ忙しい忙しい。
でもってオーダーを聞かれたのですが、French Laundry同様、ここでもやはりテイスティングメニュー3種のみ。もちろん私たちはシェフおすすめテイスティングメニュー+ワインのペアコースをいただくことに。。

最初のアミューズ2品はFrench Laundryと全く同じ。チーズを練りこんだシューとサーモンタルタルクリーム添えコーン。相変わらず美味しい♪

その2品をエンジョイしていた最中に、コックさん姿の背の高い男性が登場。。
え。。。ぇえええええ

なんとThomas Keller氏本人のご登場!!

そして私たちのテーブルに来ていきなりお辞儀と挨拶を!!
「NYにRobuchonグループのレストランができて、大変うれしいです。今日はわざわざ来てくださってありがとうございます。」と私にまで握手をしてくれましたー、ラッキー♪
そこで結構5分程度、色々な会話をしました。私が先日French Laundryに行ったと伝えたら、「そうですかー。私はいましたか?今度こられるときは是非連絡ください」って社交辞令とわかっていながら、やっぱり嬉しい♪

Keller氏が去った後は、Alain氏も私も興奮状態。「こんなに待遇良くしてくれるなんて感激」と彼自身も驚いてました。


まあそんな前段はさておいて、肝心のお食事いってみましょうー。
フラッシュがたけなかったので、すごい映像悪いですがお許しを。。。
あーんど、超長いです、このコース。まあ気長に読んでください。


1.Red Pepperのコンソメスープ

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Alain氏のほうはガスパッチョだったんですが、なんだったのか写真を撮らなかったので忘れてしまった。
私のRed Pepperのスープは、ローストされたRed Pepperのほろ苦さと新鮮なRed Pepperの甘さがバランス良かったです。ちょっと私には甘めでしたが、色がとても綺麗でそれだけで満足してしまったー。



2.柚子ソルベ、ブラックペッパー添え
2.フェンネルのソルベ

2−12−2







私のソルベは柚子。さっぱりした柑橘風味にピリリとスパイスが効いていてこれまた美味しい!!
一方Alain氏はフェンネル(だったはず)のソルベ。。なんだか口の中にまとわりつく感じでちょっと美味しいとは思えなかったんですが、確かに斬新なアイデアではありますよねー。Alain氏もちょっと首をかしげてました笑。




3.キャビアとクリームソース
3.Oysters and Pearls


3−13−2







こちらはキャビアコース。私のほうはちょっと甘いクリームソースとキャビア。そしてAlain氏のほうはFrench Laundryでも出てくるOysterとセルーガキャビア、そしてタピオカ入りサバヨン。。。これは文句なしでAlain氏のディッシュの勝ち!!
それにしてもこのキャビアの量半端じゃないです。もー幸せ!!
しかも一緒にでてきたワインはワインではなく、日本酒。これが適度に冷えていて妙にキャビアとも合って、新たな発見!



4.クラブサラダ
4.カンパチのCrudo


4−14−2







この料理登場と同時に二人のサーバーがトレイをなにやら仰々しくもって目の前に登場。トレイの上には日本製の醤油2種が。
「こちらには「濃口醤油」そしてこちらには「薄口醤油」をご用意しています」「コイクチ」「ウスクチ」という日本語を変なイントネーションで言うものだからちょっと笑ってしまった。。私のサラダにはウスクチを、Alain氏のカンパチにはコイクチを用意してくれたのだそうです。
しかしそれだけでは演出は終わらない。その後用意された別のお皿に、コイクチ、ウスクチのフリーズドライされたものを持ってきて、それをまた仰々しく目の前でけずってくれました。

カンパチはまあまあ。クラブのサラダは取り立てて工夫があったわけではないですが、日本の蟹入りサラダみたいな味で美味しかった。ウスクチ醤油との相性も良かったですが、このフリーズドライはあまり味もしなくて??ってな感じでした。




5.Yellow Fin Tuna
5.Blue Fin Tuna


5−15−2







こちらTuna対決。
両方ともさらっと表面を焼いただけだったのですが、Yellow Fin Tunaのほうは特になんだか極上の脂の乗ったステーキみたいでした!!ソースは溜り醤油を使ったソースみたいで、相性抜群!!!!



6.スクランブルエッグのブラックトリュフ添え
6.エッグカスタード、ブラックトリュフ添え


6−16−2







タマゴ対決。私のスクランブルエッグは殆ど半熟に近い混ぜ具合でその柔らかい食感とタマゴの甘み、そしてトリュフの風味がもうシンプルなのに贅沢極まりない味!!
癒される味っていうのかなーーー。なんだか食べてて表情がトロけてたのがわかります。
Alain氏のほうは、いわゆる茶碗蒸しみたいな感じなんだけど、中は生に近い半熟の黄身が丸ごと入っていて、それをつぶしながらトリュフオイルとトリュフと食べ、そして付け合せのブレッドスティックと食べると、超優雅な朝食を食べている気分で、毎朝でもこれを食べたい!!って彼は言っておりました。確かにー!


7.Veal

7ここらへんからワインも相当飲んで(だって、1ディッシュに1ワインですよ!)たんで、記憶があやふやに。。。やばい!!もったいない!
でもラビットってあまり美味しいと食べたことがなかったと思うんだけど、でも美味しかったってことだけは覚えてます。だって残した記憶はないですもん。付け合せはオニオンとTurnip?。。。。だったはず。いかん!






8.ハーブローストのLardon

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ちょっと油っぽかったこのLardon。でもこの付け合せのスイートコーンとマッシュルーム、そしてNoilly Pratのソースは美味しかった♪







9.イエロービーツとレッドビーツのサラダ
9.数種のトマトとバジルソルベ


9−19−2







私はビーツ好きなのでこれはさっぱりと箸休めとして美味しくいただきました。
Alain氏のほうもいたって想像できる普通の味。トマトも新鮮だし、バジルソルベもそのまんまの味で、さっぱりしていい感じでした。


10.ストライプバスとマッシュルーム、トマトクラムソース風味

10このスープとストライプバスはとーっても良く合っていて美味しかったー。マンハッタンクラムチャウダーと名前がついていたみたい。ストライプバスの表面がカリカリ。中はプリップリ♪
お腹いっぱいといいながら全て食べてましたが。。。







11.ロブスター対決

11−111−2








なぜか私の嫌いな金箔添え。なんだか80年代の食事を彷彿させます。
でもこのロブスターは身がプリップリで最高!!!切るのに一苦労でしたーーー。
Alain氏のほうは、サフラン味のソースが美味しいって喜んでらっしゃいましたー。


もうここらへんまできて「あれ?9コースじゃないの??もういつ終わるの?」状態に。。。


12.フォアグラと鴨肉のキャラメライズドオニオン添え
12.和牛ステーキ


12−112−2








私は大好きなフォアグラ。。。これがお肉も美味しかったし、フォアグラも最高!
もう最後の最後でも文句なしに食べられてもう言葉も出ないくらい言うことなし!
美味しいーーーー!でも左上にあったこの餃子みたいなのが意味不明で口にもできなかったのですが、何だったんだろう。。。今思えば惜しい。食べればよかった。
Alain氏のお肉も柔らかくて美味しかったです(ってずうずうしく、全て一口ずついただいてました笑)


13.チェリーソルベ


13こちらはさっぱりで美味しい♪そろそろ終わりなのねー。なんだか寂しい。







14.チョコレートケーキとラズベリーソルベ

14ここにも金箔があったのが多少気になりましたが、盛り付けのデザインが墨で描かれた文字のようで迫力がありながらも美しく、和風な感じでした。
ここでAlain氏が墨で文字を書く練習をしていることを話してくれました。。
「墨って奥深いね。硯の上で墨をすればするほど、色が濃く変化していくし、筆で書く力の入れ具合によって文字そのときの自分の気分が表れるよね。。」なんて長々と説明していた彼はこの時点で多分相当酔われていたのでは??笑

とはいえ私もかなり途中から酔ってました。その証拠に写真が途中からかなりボケてます。笑。Alain氏にも写真を見せるたびに指摘されました。。。「あ、酔ってるね」って。。。はい。酔ってました。


この後チーズコースを薦められ、最後の最後まで悩んだのですが、結局辞退することに。。。惜しかったなー。今だったら食べられるよ!!って当たり前か。

このあとは〆でチョコレートが何種類も出てきて、ようやく終了。


最後は、キッチンを全てツアーしてもらえることに!
いやー65席ほどしかないダイニングなのに、キッチンはそれ以上の広さ!!
Private Dining用のキッチンも別にあったり、スープをこしらえる部屋も広々としていたり。。。中にはオフィスも何個かありました。広い広い!!
それから驚いたのは、キッチンの壁の上にあった大きなテレビスクリーン。
画面にはどこかのキッチンの様子が。

実はこれ、NapaのFrench Laundryとつながっているのです。
同じDishを作ることもあるし、Thomas Keller自身が両方にいることはできないので、同時に2店を管理する意味で、とても有効に使われているのだとか。
またスタッフミーティングなどもこれを通して同時に行うのだそうです。


8時半から始まったディナー。お店を出たのは既に12時半。いやー4時間にも渡る美味しく楽しく、優雅なディナー。しかも相当なVIP待遇。何故か何でもない私までもが恩恵に預かっちゃって、なんだか恐縮してしまいましたが、Alain氏がとても気さくで素敵な方だったので、緊張することもなく、2日連続でとっても楽しいディナーをすることができました!!

もちろん、私の彼がダブルでジェラってた(美味しい食事、そして男性とディナー)ことは言うまでもありません。


Per Se
10 Columbus Cir
New York, NY 10019
(212) 823-9335
(212) 823-9350
(212) 823-9353


gif長い記事ですいませんでしたー!写真もぼけぼけだし。。。でもがんばって更新したのでコメントいただけると嬉しいです!