ご無沙汰しておりましたが、ようやく昨晩ハリケーンサンディの影響から停電していた我が家にも電気が復旧しました。

日本出張から帰国したのが28日の夕方。そして29日にはハリケーン襲来で、ギリギリセーフで我が家に戻ることができましたが、ハリケーンサンディからの1週間があまりに長く感じられて、出張は1ヶ月以上前だったんではないか、と感じてしまうほどです。

ハリケーンサンディによる米国内での犠牲者は110人に達したとのことですが、そのうちの多くが溺死や低体温死、そして倒木によるものだそうです。
家が流されてしまったり、いまだに停電に悩まされたりしているご家庭が多く、ニューヨークの自然災害への弱さを身にしみて感じています。

我が家も丸々1週間電気もなく、お湯もない状態で、電話やインターネットも通じないという不便な状態で、改めて我々はテクノロジーに頼りすぎている生活をしているんだ、と反省させられました。

日がたつにつれ、1件、また1件とビルに明かりが復旧していくと、街中の銀行、レストラン、お店などのネオンが復活し、その異様な眩しさに目がくらんだほどです。我々はこんなに眩しいネオンたちに囲まれて、それが普通と思って生きてきたんだ。。と真っ暗な生活を強いられて初めて思い知らされた感じでした。

我が家はイーストリバーに近い場所に位置しているため、川からの浸水がひどく、駐車した車が浮いていました。
ハリケーンサンディが襲来した翌日朝の様子です。

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こんな大木が流れてきたってことですよね。

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イーストリバーです。木は倒れ、大きなゴミがそこらじゅうに散らばっています。

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サインが風水の力で倒れています。

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うちの家の周りの木はほとんどがこんな状態でした。友人はちょうど歩いていた時に真横の大木が倒れてきて、旦那さまに「危ない!!」とタックルされてその近くにあるベンチの下に頭をうずめたそうです。

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川の近くに止めてあった車は皆水で流され玉突き状態になっていました。

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新車のムスタング大きな流木により無残な状態に。車のオーナーは愕然としています。

本当に自然災害の恐ろしさを見せ付けられました。
また我が家の数ブロック下にあるコンエディソンの変電所では、数回にわたる爆発も起こり、人々を震撼させました。



我々も真っ暗な空が真っ青に光ったのを見て本当に怖かったです。


いまだに家にお戻りになれず、寒い生活を強いられている皆さんには、一日でも早く復旧していただくことをお祈りしています。



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